クックパッドのレシピスクラップ機能が炎上?何があった?

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「あのレシピ、どこで見たっけ?」——InstagramやX、ウェブサイトに散らばったお気に入りレシピをひとつにまとめたい、という悩みを抱えている人は多いと思います。クックパッドが3月19日にリリースした新機能「レシピスクラップ」は、まさにそのニーズに応えるものでした。ところが発表直後から、料理家や料理研究家たちの間で大きな反発が起き、SNS上で一気に炎上状態に。

なぜこれほど批判が集まったのか、何が問題とされているのか、気になって調べてみました。

この記事でわかること
  • クックパッドの新機能「レシピスクラップ」とは何か
  • なぜ料理家・料理研究家から批判が相次いだのか
  • 著作権的にはどういう問題があるのか
  • クックパッド側の対応と今後の動向

今回の記事では、クックパッドのレシピスクラップ機能が炎上した経緯や理由、著作権の問題、クックパッドの対応についてご紹介します。


目次

クックパッドの新機能「レシピスクラップ」とは?

2026年3月19日、クックパッドはアプリの新機能「レシピスクラップ」を発表しました。

機能の仕組みはシンプルで、InstagramやX、ウェブサイトなど外部のURLをアプリに貼り付けると、AIが材料・分量・手順を自動で抽出・要約してクックパッドアプリ内に保存できるというものです。

クックパッド公式の説明によると、ユーザーから長年「お気に入りのレシピをクックパッドで一元管理できたらいいのに」という声が寄せられており、それに応える形でリリースされた機能とのことです。利用条件は無料会員が週5件まで有料会員は無制限で保存可能

使い勝手だけを見れば「便利そう」と感じる人も多いはずで、確かにレシピを探すたびにアプリを行き来するのは面倒ですよね。でもここに、料理家たちが黙っていられない大きな問題が潜んでいました。


クックパッドのレシピスクラップがなぜ炎上した?

批判が一気に広まったのは3月21日のこと。バズレシピで知られるリュウジさんがXに投稿したのをきっかけに、多くの料理家・料理研究家が声を上げました。

料理家たちが問題視したのは主にこの2点です。

① 元の投稿へのアクセスが失われる

外部のSNSやウェブサイトに投稿したレシピが、クックパッドアプリ内で完結してしまう仕組みになっているため、元投稿へのアクセスが減少します。料理家にとってPVや閲覧数は収益に直結するため、「死活問題になる」という声が出るのも当然です。自分のアカウントで必死に発信してきたのに、その努力の恩恵が別のプラットフォームに吸い取られてしまうような感覚は、確かに理不尽だと感じます。

② クリエイターへのリスペクトの欠如

リュウジさんは「あまりにもレシピ製作者にリスペクトがない」と表現しました。IT事情に詳しい起業家のけんすう氏も「レシピには著作権がなく、情報をAIでまとめて入れてしまえばセーフという発想だが、サービス同士でのマナーを大きく逸脱している」と指摘しています。
法的にアウトかどうかより、他者が積み上げてきた発信の価値に対してプラットフォームがどう向き合うのか、という倫理的な問題として受け止めた人が多かったようです。

ユーザーとしては便利な機能だとは思うけど、作った人たちの収益に直撃するような仕組みはどうなんだろうって思った・・


クックパッドのレシピスクラップ、著作権はどうなの?

気になるのが著作権の問題です。これが今回の炎上をより複雑にしている部分でもあります。

結論から言うと、料理レシピの「材料・分量・手順」自体は著作権の保護対象になりにくいとされています。レシピはアイデアであり、アイデアそのものは著作権で守られないというのが法律の基本的な考え方です。

ただし、ここで切り分けて考える必要があるのが「レシピそのものの扱い」と「投稿全体の表現」の違いです。レシピの説明文の書き方・写真・動画・全体の構成などには創作性が認められる余地があり、それらを無断で取り込むことは法的にグレーな部分があります。特に写真については「レシピには著作権はないけれど、写真には著作権があるからアプリに取り込むこの仕様はどうなんだろう」という指摘も出ています。

つまり、「法的に完全にアウトとは言えないが、倫理的・マナー的に問題がある」というのが今回の炎上の構図です。クックパッド側も社内で法務チェックを行った上でのリリースとされており、ある程度の批判は想定内だったとも言われています。


クックパッドの対応はどうなった?

批判が相次いだことを受け、クックパッド公式は3月22日に声明を発表しました。

内容は「本機能はSNSやウェブで見つけたレシピを個人の記録として整理するものであり、レシピを公開・再配布するものではない」と説明。元の投稿へのリンクを必ず掲載し、投稿者のページへ直接アクセスできる形にしているとも述べています。一方で「レシピを発信されている方々への敬意や価値が適切に伝わることについてはまだ十分ではない部分がある」と認め、機能の仕様を含めた見直しを進めるとしました。またレシピ発信者向けの意見窓口も設置されています。

対応が出たのは早かったけど、具体的に何をどう変えるかがまだわからないから、料理家さんたちからすればまだ様子見って感じかな

根本的な問題はまだ解決していない状況で、今後クックパッドがどのような改善策を打ち出すかが注目されます。たとえばインポートする際に元サイトのリンクをわかりやすく表示したり、何らかの形でクリエイターへの収益シェアの仕組みを作ったりといった対応ができれば、批判の声も変わってくるかもしれません。

クックパッドは「毎日の料理を楽しみにする」という理念を掲げてきたプラットフォームです。その料理を作ってきた料理家たちとの関係をどう築いていくか、今後の動向が気になるところです。

クックパッドって料理家さんたちに育てられてきたプラットフォームでもあるよね。だからこそ、その人たちを大切にしてほしいと思う


まとめ

今回の件はユーザーの利便性とクリエイターの権利・収益の間でどうバランスを取るか、という現代のプラットフォームが抱える難しい問題を浮き彫りにしました。AI技術が進化する中で、こういった議論はこれからも増えていくと思います。

  • クックパッドが3月19日に新機能「レシピスクラップ」を発表。外部URLを貼るとAIがレシピを自動抽出・保存できる機能
  • 3月21日にリュウジさんをはじめ多くの料理家が「クリエイターへのリスペクトがない」と批判し炎上
  • 批判の核心は①元投稿へのアクセス減少による収益への打撃 ②他者のコンテンツへの倫理的配慮の欠如
  • クックパッドは3月22日に「個人利用限定・改善を検討する」と表明したが、具体的な対応策は未定
  • 今後クリエイターへの収益シェアや元サイトへのリンク表示など具体的な改善策が出るかどうかが注目される
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