スレッズなどのSNSを中心に、ここ最近じわじわと広がっているワードが「時をかけるババア」です。
一見すると強めで攻撃的に聞こえる言葉ですが、実際には自虐と誇りが入り混じった、かなり高度な自己認識ワードとして使われているのが特徴です。
特に話題になったのが「平成一桁ガチババア」という表現。ところがこの言葉に一番敏感に反応しているのは、当の平成一桁世代ではなく、むしろ昭和生まれの人たちだと言われています。
「昭和生まれは3つの時代を生きているから、時をかけるババアなんだよ」
そんな言葉に、なぜか納得してしまった人も多いのではないでしょうか。
ネタっぽく見えながらも、その裏には世代感覚・時間感覚・人生観が色濃く反映されています。
今回の記事では、時をかけるババアとは何なのか、平成一桁ガチババアとの違い、昭和生まれがなぜ“3つの時代を生きる存在”と呼ばれるのかを整理して紹介します。
時をかけるババアとは?昭和生まれは3つの時代を生きるババア
「時をかけるババア」という言葉は、正式な定義があるわけではありません。
けれど、SNS上での使われ方を見ると、かなり共通したニュアンスが見えてきます。
大きな特徴は
- 昭和に生まれ
- 平成をど真ん中で生き
- 令和を現役で生きている
という点です。
つまり、3つの元号を“生活者として実感しながら”通過してきた世代という意味合いが強くなっています。
昭和のアナログな価値観、平成の拡張期とデジタル化、令和の不安定で先が見えにくい社会。
それらをすべて経験しているという点で、単なる年齢の話では終わりません。

昭和→平成→令和って、冷静に考えると全部経験してるのはすごくない?
たとえば、
- 固定電話が当たり前だった時代
- 携帯電話が登場して革命だった時代
- スマホがなければ生活できない今
この変化をすべて“適応しながら”生きてきた層が、いわゆる時をかけるババアです。
ここで大事なのは、「ババア」という言葉が蔑称として使われていない点です。
むしろ、自分たちのタフさや生存力を笑いに変換しているニュアンスが強くなっています。
時をかけるババアは平成一桁ガチババアが発端
次に整理しておきたいのが「平成一桁ガチババア」という存在です。
こちらは、平成のかなり早い段階に生まれた世代を指す言葉として使われています。
平成元年〜平成9年あたりに生まれた人たちは、
- 昭和の空気をわずかに引きずり
- 平成文化をフルで浴び
- 令和に入った時点で「若くもない」と言われ始める
という、やや独特なポジションにいます。
この層が「もう若者扱いされない」という現実に直面したとき、
自嘲気味に使い始めたのが「平成一桁ガチババア」という言葉です。



まだ気持ちは20代なのに、世間の扱いが変わる瞬間あるよね
ポイントは、年齢よりも“扱われ方の変化”への違和感です。
体感としてはそこまで老けた意識がなくても、
- 新人扱いされなくなる
- 若者枠から外される
- 懐かしトークを振られる
こうした出来事が重なると、一気に「ガチババア」を名乗りたくなるわけです。
ただし、ここで面白いのが
このワードに最も反応しているのが、平成一桁世代本人たちではなく、昭和生まれだという点です。
昭和生まれは3つの時代を生きる時をかけるババア!
SNSの投稿を見ていると、次のような声が目立ちます。
「平成1桁ガチババアが話題だけど、私は昭和生まれだから3つの時代を生きてる」
「それなら昭和生まれは時をかけるババアになるらしい」
この感覚、かなり的確です。
昭和生まれは
- 物心ついた頃は昭和
- 人生の中心は平成
- 今は令和
という、価値観の地層が三層構造になっています。



昭和の常識、平成の常識、令和の常識が頭の中で同時に動いてる感じ
昭和の感覚だけで生きてきたわけでもなく、
平成の感覚だけに染まりきっているわけでもなく、
令和の価値観を否定するほど若くもない。
だからこそ
- 懐かしさを語れる
- 新しいものにも一応ついていける
- 若者の感覚も理解しようとする
という、ちょっとズルい立ち位置にいます。
このしぶとさと適応力を、あえて自虐を込めて呼んでいるのが「時をかけるババア」です。
平成一桁ガチババアのブームとは?
このワードがここまで広がった理由には、いくつか背景があります。
まず一つは、世代をネタにしても炎上しにくい空気ができていること。年齢や世代を笑いに変える文化が、少しずつ受け入れられるようになってきました。
次に、自己申告型ワードである点も大きいです。誰かに言われるのではなく、自分で名乗る。この構造があるからこそ、攻撃性が薄まっています。



他人に言われたら嫌だけど、自分で言うならアリってやつ
さらに、世代論が細分化しすぎた結果、
「自分はどこにも完全には当てはまらない」という感覚を持つ人が増えました。
Z世代でもない
完全な若者でもない
かといって、いわゆる高齢世代でもない
その宙ぶらりんな立場を、うまく言語化したのが
「平成一桁ガチババア」や「時をかけるババア」だったと言えます。
まとめ
- 時をかけるババアは、昭和・平成・令和を生きた世代の自己認識ワード
- 平成一桁ガチババアは、年齢より扱われ方の変化への違和感から生まれた表現
- 昭和生まれは価値観が三層構造になりやすい
- 自虐と誇りが混ざった言葉として受け取られている
- 世代を笑いに変えることで、今の立ち位置を肯定している



ババアって言葉を笑って使える余裕こそ、時をかけてきた証拠かも
ネタとして消費されがちな言葉ですが、その裏には「ここまで生き延びてきた」という、ちょっとした自負も見え隠れしています。
時代をまたいで生きてきたからこそ言える言葉。それが「時をかけるババア」なのかもしれません。







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