「スレッズ オワコン」「スレッズ つまらない」といった言葉を見かけることが増えました。確かに、そう感じて離れていく人がいるのも分かります。Xほどの勢いは感じにくいし、何が面白いのか分からない、という声が出るのも自然です。
一方で、スレッズにしっかりハマっている人がいるのも事実。派手なバズは少なくても、独特の空気感の中で続いている流れがあります。
スレッズは本当にオワコンなのか。それとも、つまらないと感じる人がいるだけなのか。
今の状況を整理しながら、2026年も残ると言える理由を考えてみます。
スレッズが「オワコン」「つまらない」と言われる理由
スレッズがオワコン、つまらないと言われる背景には、いくつか分かりやすい理由があります。
副業系・業者っぽい投稿が一気に増えた
スレッズを見ていて、最初に違和感を覚えやすいのがこの部分かもしれません。
副業ワードから入ってくるアカウント、一見すると普通の体験談や雑談なのに、最後はLINE誘導やnote販売につながる流れ。そういった投稿が続くと、どうしても警戒心が強くなります。
最初は気軽な雑談SNSだったのに、「またこれか」「結局売りたいだけ?」
と感じてしまい、嫌気がさして離れる人が出るのも自然な流れです。
noteの宣伝・販売に疲れた層がいる
note自体が悪いわけではありません。ただ、スレッズでは「共感 → 信頼 → 販売」までの距離が近すぎると感じる人も多そうです。
ちょっと共感した投稿の次に、「詳しくはnoteで」「続きは有料で」という流れが何度も続くと、読む側としては冷めてしまいます。
この積み重ねが、「もう見なくていいかな」という判断につながっている気がします。
同じような投稿ばかり流れてくる
まず多いのが、タイムラインが似た投稿で埋まりやすいという違和感です。
共感型のSNSなので、ある話題やテンションの投稿を一度見ると、同じ空気の投稿が続きやすい。
日常のつぶやき、あるある、共感、愚痴、ちょっとしたネタ。これがハマる人もいれば、「ずっと同じ話題が続く」と感じてしまう人もいます。
内輪ノリっぽく見えて、入りづらい
スレッズは、会話の輪ができるのが早いSNSです。すでに仲良くなっている人同士のやり取りが増えると、途中から見た人は置いていかれた感覚になりやすい。
Xのように情報を追うだけで成立するSNSと違って、「人の輪」に入る感覚が強いのも、合わない人が出やすい理由です。
これらが悪いという話ではありませんが、重なると「もういいかな」という気持ちになりやすい。
スレッズがオワコン、つまらないと言われるのは、流行が終わったというより、「空気が変わってしまった」と感じる人が増えた結果なのかもしれません。
それでもスレッズは2026年も残ると言える理由
オワコン、つまらないと言われつつも、スレッズには残り続けそうな要素があります。
ここからは、その理由を整理していきます。
Xは過疎化・インプ疲れが進んでいる
Xは今でも影響力の大きいSNSですが、使いづらさを感じる人が増えているのも事実です。インプを稼ぐ投稿が目立ち、極端な意見や煽り気味の内容がタイムラインを埋めてしまうこともあります。
情報量は多いけれど、見ていて疲れる。必要な情報にたどり着きにくい。そう感じて距離を置く人が、少しずつ別の場所を探している印象があります。
スレッズは、そうした人たちの受け皿になっている部分もありそうです。
中年・女性ユーザーが多いのはむしろ強み
スレッズは「中年おばさんが多い」と言われることがあります。ネガティブに使われがちな言葉ですが、見方を変えるとかなり強いポイントです。
女性に好かれるもの、共感されるものは、流行が終わっても残りやすい。派手さはなくても、雑談や日常のちょっとした話題が自然に回り続けます。
「大沢たかお祭り」が広がったのも、まさにこの文脈。強い主張や正しさより、分かる、ちょっと面白い、という感覚が共有される場所だからこそ生まれた流れだと思います。
共感型SNSは一度ハマると抜けにくい
スレッズは、情報を取りに行くSNSというより、気持ちを置きに行くSNSに近いです。
正しいかどうかより、分かるかどうか。役に立つかより、共感できるか。
この空気感が合う人にとっては、かなり居心地がいい場所になります。一度その感覚に慣れると、多少つまらないと感じる瞬間があっても、完全に離れることは少なくなります。
爆発的に伸びなくても、安定して続く理由はここにありそうです。
最近のスレッズが意外と熱
最近のスレッズを見ていると、意外な盛り上がりもあります。
ブロッコリー農家さんをはじめ、農家アカウントが注目されたり、生活感のある発信が自然に広がったり。
作り込まれた投稿より、日常の延長線にある話の方が伸びやすい印象です。
派手なバズではないけれど、静かに熱が続いている感じがあります。
この手触り感は、他のSNSではなかなか出しづらい部分です。
スレッズは「誰向けのSNS」なのか
スレッズは、正直なところ万人向けではありません。刺さらない人には、最後まで刺さらないSNSだと思います。
でも、合う人にはちゃんと居場所になる。
オワコンかどうかは、流行っているかではなく、誰が使っているかで決まる部分も大きいです。
そう考えると、スレッズは2026年も細く長く残る可能性は十分ありそうです。
まとめ
- スレッズがオワコン、つまらないと言われる理由は確かにある
- Xのインプ疲れから流れてくる人も増えている
- 中年・女性ユーザーが多いのは弱点ではなく強み
- 共感型SNSは派手さがなくても続きやすい
- スレッズは合う人にとっての居場所として2026年も残りそう
流行っているかどうかより、自分に合うかどうか。
スレッズは、そういう基準で使われ続けるSNSなのかもしれません。


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