九州最大級の水族館である「いおワールドかごしま水族館」。いおワールドかごしま水族館にはジンベイザメはいない、とネット検索でよく見かけます。ジンベイザメは世界最大の魚類で飼育が難しいため、本当にいないのでしょうか?
また、もし過去に飼育されていたとしたら、歴代のジンベイザメたちの名前や現在の状況も気になるところです。
そこで今回は、いおワールドかごしま水族館にジンベイザメがいるのか、現在の名前や歴代ジンベイザメの名前について詳しくご紹介します。
鹿児島水族館にジンベイザメはいない?

いおワールドかごしま水族館にジンベイザメはいます。筆者は、2024年12月29日にいおワールドかごしま水族館へ行きましたが、黒潮大水槽で元気に泳いでいる姿を見せてくれました。
なぜいおワールドかごしま水族館にジンベイザメがいないという話が出てくるのかというと、入れ替わっているためだと思われます。
他の水族館でもそうですが、ジンベイザメは体長が最大18m以上にもなるためずっと飼育することは不可能です。以下にジンベイザメの特徴をまとめました。
ジンベイザメは、サメ科の魚です。体長は最大約18mを超えるものもいます。ですが、性格はとても穏やかです。主食はプランクトンや小さな魚などを大きな口を開けて吸い込みエラで濾し取って食べます。個体差はありますが、1日に数十キロのプランクトンを摂取するそうです。
ジンベイザメを飼育するには大きな水槽と餌が必要です。そのため、ある程度大きくなると海へ放流しなければなりません。そして、新しくジンベイザメを迎え入れなければ水槽にジンベイザメはいなくなるので、水族館からジンベイザメの姿が一時期なくなりますね。
なので、いおワールドかごしま水族館にジンベイザメがいないという話が出て来たのでしょう。しかし、2025年1月現在はジンベイザメはいます。
筆者は、2024年12月にいおワールドかごしま水族館に行って来ました。そこでジンベイザメのユウユウ(10代目)の姿を見てきました!
ジンベイザメはとても大きいというイメージをしていましたが、ユウユウは小さく見えました。後から水族館情報を見たらまだ若いジンベイザメだったんですね。水槽の中を優雅に元気に泳ぐユウユウを見ていると癒されました。そして顔も可愛かったです。大人ですが、お土産にぬいぐるみが欲しくなるくらいファンになりました。
海へ帰るまでにもう一度会いに行こうと思います♪
鹿児島水族館のジンベイザメ現在の名前は?
いおワールドかごしま水族館の現在のジンベイザメ名前は ユウユウです。実は、いおワールドかごしま水族館ではジンベイザメの名前はずっとユウユウとなってます。
一般公募によって愛称が決まりました。それからずっといおワールドかごしま水族館で飼育されるジンベイザメは「ユウユウ」です。
Xの投稿には「優雅に泳ぐジンベイザメの姿に癒されました」「カツオやマグロと泳ぐジンベイザメ早く泳いでた」など水槽で泳ぐジンベイザメをみて感動したコメントが沢山ありました。
鹿児島水族館ジンベイザメの歴代は?

いおワールドかごしま水族館のジンベイザメは2025年1月現在で10代目です。名前はいずれも「ユウユウ」と名付けられ現在は10代目ユウユウが飼育されています。
Xの投稿に「ユウユウ何代目か調べたら10代目だった。自分の頃は2代目とか3代目くらいだった」と投稿がありました。「ユウユウ」の愛称で歴代のジンベイザメ達愛されているんですね。
鹿児島県沿岸では定置網漁をしており時々ジンベイザメが網にかかるのだとか。歴代のユウユウ達はみんな鹿児島県沿岸の定置網にかかった個体なんです。
ジンベイザメを飼育・展示している黒潮大水槽は水量1,500tと大きな水槽ですが、ジンベイザメは最大18mまで成長するため大人になるまで飼育はできません。
そこで、全長5.5mになったら海へ帰す「かごしま方式」と呼ばれるルールを設けて飼育しています。元気に海へ帰すことで野生の数を減らさないようにしているんですね。

歴代のユウユウ達も野生で元気に海を泳いでるかもしれませんね
ジンベイザメは日本に何匹いる?
ジンベイザメは日本に5匹います。飼育されている水族館とジンベイザメの名前を詳しく見ていきましょう。
美ら海水族館(沖縄県)
ジンベイザメが飼育されている水族館は沖縄県の美ら海水族館です。ジンダという名前のオスが1匹飼育されています。
ジンタは体長が8.8m、体重が6tあり国内で飼育されているジンベイザメの中では一番大きいです。以前はメスが2匹おり合計3匹飼育していましたが、残念ながらメスが1匹亡くなってしましました。もう1匹のメスは研究・調査を行うための施設にいるそうです。
美ら海水族館ではジンベイザメの繁殖を目指しており、成功したら世界初のことになります。



いつかジンベイザメの赤ちゃんを見ることができるかもしれませんね。
海遊館(大阪府)
ジンベイザメが飼育されている水族館は大阪府にある海遊館です。メスの遊(ゆう)とオスの海(かい)というオスの2匹飼育されています。国内で1匹以上の飼育は海遊館だけです。(2025年1月現在)
遊は体長が6.2m、体重が1,700kgあり、海は体長が4.7m、体重は700kgでメスの遊の方が大きいですね。海遊館でもメスは「遊」でオスは「海」の名前を歴代使い続けています。
いおワールドかごしま水族館(鹿児島県)
ジンベイザメが飼育されている水族館は、当記事でご紹介している鹿児島県にあるいおワールドかごしま水族館です。ユウユウという名前のオスが飼育されています。
ユウユウは体調が4.7mで体重は不明でした。2019年から飼育されているのでまだ若いジンベイザメです。実際見てみると少し小さい印象でした。
かごしま水族館では体長が5.5mになると海へ帰されるので2026年か2027年には海へ帰っていくでしょう。
のとじま水族館(石川県)
ジンベイザメが飼育されている水族館は石川県ののとじま水族館です。のとじま水族館ではずっとジンベイザメが飼育されていましたが、2024年1月の地震で亡くなってしまいました。その後ずっとジンベイザメは水槽にいませんでした。
2024年10月に石川県志賀町の沖合で体長4.4mのオスのジンベイザメが捕獲され水族館にやって来ました。名前を募集してまだ決定してないようで発表はありませんが、きっと他の水族館のように可愛い名前になるでしょうね。
楽しみに待ちたいと思います。
鹿児島水族館概要
名前 | いおワールドかごしま水族館 |
営業時間 | 9:00~18:00(入館は17:00まで) GW、夏休みの土日祝日・お盆等は21時まで営業 |
入館料 | 大人(高校生以上) 1,500円 小人(小・中学生) 750円 幼児(4歳以上) 350円 |
ホームページ | https://ioworld.jp/ |
まとめ
今回はいおワールドかごしま水族館のジンベイザメについて調べました。
- いおワールドかごしま水族館にジンベイザメはいる
- いおワールドかごしま水族館のジンベイザメ名前はユウユウ
- いおワールドかごしま水族館のジンベイザメは2025年1月現在で10代目。名前はいずれも「ユウユウ」
- ンベイザメは日本に5匹。沖縄県の美ら海水族館(1匹)、大阪府の海遊館(2匹)、鹿児島県のいおワールドかごしま水族館(1匹)、石川県ののとじま水族館(1匹)
ジンベイザメは大きな体で泳ぐ姿はとても可愛いです。名前も「ユウユウ」で呼びやすく水族館の人気者なのがわかります。お土産屋さんでもジンベイザメのぬいぐるみを買う子供達がたくさんいました。
これからも元気に過ごして海へ帰って欲しいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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